2017年06月05日

薬剤師が行うフィジカルアセスメントの実情に関して

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フィジカルアセスメントと言いますのは、病を患っている方の血圧、あるいは脈拍そして、呼吸数、さらに体温といったフィジカル的情報を測って集め、その重要な情報を評価する事といえます。病院、あるいは調剤薬局、さらにドラッグストア、あるいは在宅療養において、薬剤師がフィジカルアセスメントを担うことを通しまして、薬に因る副作用を抑制したり、薬物療法の有効性を推測するといったオリジナルのメリットが期待出来ます。

一般的に考えて医者によって実施される行為でありました。しかしながら、厚生労働省の通知によりまして、薬剤師に因るバイタルサインに対する収集及びフィジカルアセスメントに関しましては、医師法の規定に対して抵触しないとされるようになりました。

一方で、薬剤師法においては調剤した薬剤の適切な活用のためにどうしても必要な情報を供しなければならないとなっています。ここにおける必要な情報においては副作用に関する情報も入りますが、薬関連の副作用に関する情報を供するうえでも、効果的であると考えられるようになり、段々と拡大し始めています。

実際のところは、医者、あるいは看護師といった異なる職種並びに病を患っている方から広範囲に認識されているとはいえません。組み入れにあたっては、あらためていうまでもなく、周辺に充分な説明をして理解を手に入れたうえで、協力関係を保ちながら推し進めて行くのが求められています。