2017年03月20日
薬剤師の仕事の一つとしてピッキングはとても重要な役割です。患者さんへの服薬指導はとても重要で、かつ責任が重大です。間違っては取り返しのつかないことになってしまうので慎重に行う必要があります。まずは医師の処方箋に不備がないかチェックするところから始まり、保険番号や有効期限、患者さんのお薬手帳を見せてもらい、重複投薬や相互作用の恐れがないかも確かめる必要があります。不備がなければピッキング業務を開始します。
コツとしては、きちんと処方箋とを照らし合わせ、2重、3重とチェックを重ねることです。最近では、機械化が導入され始め、全自動マシンや水剤製造機など自動化が進んでいます。機械が確実にやってくれる分、ミスも減ってきています。薬剤師の手をかけないで機械がやってくれるところは大変便利になりましたが、やはり、最後は人の目によるチェックが大切です。中にはアレルギーの情報が抜け落ちている場合もあるかもしれません。自分を過信せず、いつも初心のつもりでお薬手帳にきちんと目を通して薬の用意ができると良いでしょう。
機械のお陰で時間を短縮できるようになれば、患者さんとのコミュニケーションに時間を費やすことも出来ます。飲むタイミングや飲み方などを分かりやすく伝えることや他に服用している薬があれば、飲み合わせなどもきちんと伝え忘れのないようにしましょう。薬剤師の役割は重要です。薬の飲み方、使い方によっては、症状が改善されないばかりか、かえって悪くなるケースもありますので、そのことを常に頭に入れておき、患者さんとの信頼関係を築けるよう接することが大切です。